月: 2025年4月

まめに似てるこを
探してはいたけど
にまめは、まめではない。

まちころが、
まめとみつの間ぐらいの顔をしているね
といったから
おお、そうかもしれない、とおもう。

るっきずむ。が、むずむず。
とおもったけど
そんなことまったくなく
かわいい。

いいですよ。
あまり母犬にあわせたりはしないんですけどね
といいながら
お母さん犬の「こはくちゃん」がおうちから出てきた
わ、黒柴なんや・・・

こはくちゃんと、子犬がじゃれあう。
あっちにダッシュ
こっちにダッシュ
はむはむしながら引きずり回す
母と娘の
もしかして、これ、私が連れて帰ったら最後の別れ
じゃないのん？という思いもよぎるが
そこは考えないようにしようと
割り切る。

でも、こはくママ。
話そう。

私でいい？　このこのママになってもいい？
どうかな？
私でやれるかな？

お父さん犬は、赤柴の「すんた」君。
目のきれいな子。がたいがいい。

おねえちゃんのルカちゃんもいる。とても美人。

お日様にあたったおふとんのような
環境でのびのびとそだった

やさしいブリーダーさんのお人柄と育て方で
犬たちはとても品がよく
振る舞いがよく、のびのび、よく走る。そのなかに
子犬。

一緒に生まれた４匹のうち３匹はもう
家族がみつかったんだって。

さあ、私でいいんだろうか。
運命のとき。

「こいぬの里」
という、ブリーダー香川さんところには
電車で４５分ぐらい。
メトロで天王寺までいって、そこから阪和線。
和泉府中を過ぎて、
久米田駅。岸和田市の住宅街のなかに
あります。
お迎えの車が待っていてくれて、
ブリーダーの香川さんとご対面。
とてもやさしそうな、お若いおにいさんでした。
（中年のおじさんだと勝手に思っていた）

車を１０分ぐらいは知らせて、さらに住宅街の先に
案内してもらうと
ドッグランになっている広いお庭があって
そして今日はとってもおいい天気で
あたたかい日が差していた。

香川さんが納屋のような通用扉をあけて
「このこです～」と笑いながら出てきて
足元にとことことことこ　子犬が走り寄ってきました。

あなたなの？

きみなの？

今日まで待っててくれたん？
そか、きみなのかあああああああああ

とても人懐こい
落ち着いたおんなのこ。

まめの三回忌。

かなえが「そうね、まめの意見も聞かなきゃね」
といってくれたので
心を急がせることなく、１６日の三回忌まで
静かに待つことにしていた。

いまの自分がどうしたいのか。
どこに向かいたいのか。誰と、どう過ごしたいのか。
どんな自分を幸せだと思えるのか。
考え出したら、混乱してきて、
気持ちがアップアップしたり不安になったりしていて
今朝はもう見学にいくアポをとっていたので
ますます混乱していて
わたし、大丈夫なのかな、というかんじで。
でもそうやっていたら涙がぽろぽろでてきて、
まめのこと忘れてきてるな、という感覚もあって
それでも、どうなるかわからないけど
部屋を掃除して、お迎えの準備はちゃんとして
みつを抱っこしてお話をして
そのあとで、ギャラリーにいるまめにお話をして
かなえちゃんの顔をみたら
涙がもっとでてきて、ハグしてもらって手をつないでもらって勇気をもらって、電車にのりました。

走れ、みつ！
夏の海がまっているよ。